2009年7月30日(木)
13:11
今、相模川の関口付近の橋の下にいる。
ここに着いたとき向こう側からトロトロ運転のバイクの若造が来て、第一印象ではそんなに怪しいとは思わなかったのだが、私が階段を降りて腰をおろし日記を書き始めるまでの間、そいつはずっと上にバイクを停めたまま待機していた。そのあと私がGPSでこの場所を検索し始めた途端、私の背後で爆音を響かせ、「自分が元来た方向に」高速で走り去った。来るときの正面からのトロトロ運転も、去る時の背後での爆音も、私に対して自分を印象づけようとするアピールだったと考えれば辻褄が合うし、ここへやって来たと思ったらすぐにまた引き返して行ったわけで、一体何のためにここに来たのか全く意味不明なことから、やっぱり集ストであったと考えざるを得なかった。私はこの手の不審な連中を以前は気づかずに大部分スルーしてきたみたいなのだが、案外地味にたくさんいるのではないかと最近感じている。
昨夜の仕事に向かう道中、上麻生付近で奇妙な光景に遭遇した。まず自転車が倒れていて車道に投げ出されている。バイクの通り道に当たっているので不注意に走っていたら事故になっていたことだろう。私は気がついたのでそれを避けることができたが、その後すぐ先に今度は工事用のカラーコーンが同様に道端に投げ出されていた。これも避けると、今度はゴミ集積場の長い金属製の籠である。このあたりまで来ると「偶然」「風で」という説明がつかなくなってくる。そしてとどめはバス停だった(笑)。これら4つのオブジェがあたかもよく計算されたかのようにほぼ等間隔で道端に横たわっていたのである。こういった現象については、もうあれこれ説明は要らないだろう。一つだけ感想を言えば、昨日のアリの大群といい、この悪戯といい、どことなく夢の中での彼らの演出に近いものを感じたので、最近の夢部門の「不振」を見て、リアル世界に夢の中のようなシュールなセンスを持ち込んできたのかなどとも邪推している。
仕事中、眠くなってきて、これではまた帰り道にバイクの上でうとうとしてしまいそうだと考え、終了間際に松屋で腹ごしらえをした後、多摩川を渡った向こう岸の東名高速の橋のたもとの土手に寝そべって仮眠を取ろうとした。《今ヘリが低空飛行で近づいてきた》その時も、空を見上げていると高いところをジェット機が私の真上を正確に飛んで行くのが見えた。それも次から次へ何機ものジェット機が、同一の軌道をきれいになぞって飛んで行くのである。結局そこでは何度もうとうとしたが熟睡することはできず、帰りの道中で居眠りしなくて済む程度にしか眠気・疲れは取れなかった。
仕事中ナックファイブの「チャイム!」を聞いていた。久しぶりにバナミン(立花優美)担当の水曜日を聞いたのだが、まずバナミンの声が出番前の電車内で突然嗄れてしまったということで異様な声になっていたのが気になった。さらに、メールテーマが「あなたの考える夢の国」。「夢」は願望という意味合いで一応使われていたが、実際にメールが来てそれを扱う際には寝ているときに見る「夢」の話に何度もシフトした。私がこの日記をつけ始め、日記の内容が半ば「夢日記」的な相貌を呈し始めた頃から私が聞くラジオ、とりわけナックファイブは「夢」というキーワードをぐっとフィーチャーしてきていると感じるのでこの際記しておく。別に悪意を感じるものは少ないのでさほど怒っているわけではないが、寝ている時に見る「夢」の話題はリスナーからのメールも含めて多いのが目につく。同じくバナミンの日に、バナミンが寝る前に見たい夢を言っておいて目が覚めてから実際にどんな夢を見たかを報告するという、そのものズバリのようなコーナーもあった(どういう事情か、すぐになくなってしまったが)。かける曲も《今、前方の駐車場でパトカーがぐるぐる回っている!と書いたら何もしないまま去っていった。そこいらへんの集スト車両よりもよほど怪しい動きである。なぜ何もない河原の駐車場でパトカーが狂ったようにぐるぐる走り回らなくてはならないのか?笑》歌詞の中に寝ているとき見る「夢」を含む曲が多い。「夢の中で好きな人に会った・会いたい」などといった言葉が歌詞のフレーズとして常套句の一つに数えられることくらい十分承知しているが、明らかに有意にそういった歌詞を持つ曲の使用が多くなった。私が聞いていないときのことは知らないが、少なくとも私の聞いている間においては顕著な現象である。改めて確認しておくが、私はこの日記をブログにしてネットに発表しているわけではなく、ノートにボールペンで直筆で書き込み、それを自分の部屋に保管しているだけで、誰にも見せたことなどない。ブログを書いている人でさえこういう現象が起こったらマスコミによる一般人いじりのターゲットにされていると確信するだろう。私の場合それ以上の怪現象である。しかもこの日記を外出先で書いている最中におかしなツッコミを入れられるような現象(ついさっきのぐるぐる回るパトカーもそうだろう)さえ起こっていることは今まで書いてきたとおりである。